はじめまして、なかぐ(@nkgtoshiiii)です。
コロナの影響もあり、Webマーケティングに興味がある方、仕事にしたい方が増えているように感じます。
未経験からのWebマーケティング職への転職についての話をしたいと思います。
私は30代のどこにでもいるサラリーマンで、8年間事業会社で営業職として仕事をしてました。
お金のためにどこかモヤモヤしながら働いており、このままスキルもつけずに時間だけが過ぎていくことに焦りがあり、2020年より兼業でWeb制作をスタート。そこで繋がったお客様の仕事からWebマーケティングに携わり始めて、奥深さと、自分の無力さを痛感し、転職することを決意。2021年10月から転職活動をスタートし、第一志望の会社への内定を獲得。2022年2月に業界未経験からWebマーケ職への転職します。
そんな私が転職活動の中で、感じたことを実体験ベースで本記事を書いていきたいと思います。
特に私が30代ということもあり、同じような境遇の方に参考になるように何を考え、どういった行動をとり、どのように評価されたのかを交えつつ、解説をしていきます。
過去に近い内容の転職の勉強会を所属コミュニティでも行っています。
未経験から転職するということ

様々な要因が影響はしてきますがもちろん、未経験からWebマーケティング職への転職は可能です。
しかし30代から業界未経験の職種への転職は、そもそも難易度が高いことは理解しておくべきでしょう。

実際、私も応募を行い、書類通過率は8%程度。
50件に応募をして、面接までたどり着いたのは4件のみでした。
転職の書類通過率は、平均が30%程度のようですので、それと比べるとかなり通過率が低いことがわかります。
【参考】マイナビ転職「【転職活動、何社応募した?】平均応募社数や、選考通過・内定の確率はどれくらい?」
また業界未経験からWebマーケティング職に就くために、理解しておくことがあります。
- 年収は下がる(可能性が高い)
- 継続的に学ぶ姿勢が必要
- マーケティングは泥臭い
詳しく解説していきます。
理解しておくこと① 年収は下がる(可能性が高い)
これは転職先の企業にもよるかもしれませんが、未経験から転職することとなるので、年収が下がる可能性は高いと考えておくべきです。
一定のスキルを持っていないと「転職をして年収を上げる」は、通じない世界だと思います。
私も実際に15%ほど年収が下がる予定です。。。
ただここは考え方なのかなと思います。
一時的には、年収は下がることはあっても、自分がやりたいことにコミットして、日々積み上げていく。
その上で、それが社会から必要とされるスキルであれば、将来的には年収は自然と上がっていくのかと考えています。
理解しておくこと② 継続的に学ぶ姿勢が必要
Webマーケティング、IT業界は情報のアップデートが驚くほど早いです。
そのため、過去に用いていた手法が、通じなくなることがあります。
最近では、Cookie規制がありましたがこれなんかは典型的な例ですよね。
様々の影響がありますが、Web広告をとりあげるとプライバシーに配慮した配信が必要となりました。
このような業界の変化にいち早く乗り、臨機応変に対応していくためにも、日々の情報収集や、学習は必須だと考えるべきです。
理解しておくこと③ マーケティングは泥臭い
マーケティングといえば、響きもかっこいいし、なにか憧れるところがあります。
筆者はWeb広告を主な活動領域としていますが、はじめは広告の調整を行い、売上を上げるってかっこいいと見栄えのところばかりが目についていました。
しかし、実際にマーケティングの仕事にたずさわってみると、地道な作業や情報収集がいかに大切かを痛感します。
はじめてWeb広告でクライアントワークをしたときに、まずとった行動はWeb広告の細かい設定ではなくて、商品を理解することでした。具体的には、データを整理する、商品を使ってみる、競合店舗に情報収集をする、アンケートをとるなど。やはり商品を知ることで、広告のクリエイティブにも良い影響を与えられると思います。その経験からWeb広告でも管理画面の操作ではなくて、それ以外の活動が非常に重要だと痛感しました。
参考までに、はじめてマーケティング案件にたずさわったときにやったことをこちらの記事でまとめています。

私も駆け出しではありますが、実際のクライアントワークで感じたことなので間違いないと考えています。
むしろ、またまだまだ泥臭さが足りていないだろうとも感じています。
最善を尽くすことは当たり前として、やれることは全てやる気持ちで望む必要があると考えています。
転職するためにやるべき3つのこと
では、具体的にどういった行動をとるべきなのかを、過去の経験から反省なども踏まえつつ、考えてみます。
私の実体験からやるべきことは3つあると考えています。
- 目の前のできることにWebマーケでトライする
- スケジュールを明確にする
- 転職エージェントを活用する
目の前のできることにWebマーケでトライする

学習することに時間を使うのも大切ですが、一定の理解が得られたら、まずは目の前のできることにトライしてみることを推奨します。
理由は二つあります。
マーケティングは学習が難しい
マーケティングを座学で知識としてインプットしても現場では使えないとよく言われます。
理由は、変数が多くて、その状況によって結果が左右されるためです。
なので、一定の理解が得られた段階で、目の前の問題や改善できそうなことに挑戦してみることを推奨します。
アピール材料になる
これは転職の面接での話です。
20代前半であれば、やる気とポテンシャルで採用になることもありますが、30代未経験からの転職ではそうはいかないかと思います。
そのため、自分がアピールできる材料を準備するという意味で実案件に触れてみるのは効率的です。
具体的にはこんな行動ができるかと思います。
- SNSでフォロワーを集めて、商品販売をしてみる
- ブログ運営をして、PVを集めてみる
- 商売をしている知人の広告運用を代行する
- 会社で広告運用を提案してみる
自身で仮説検証を行いながら、実践できると更に良いかと思います。
Webマーケティングの中でも分野は様々なので、自分の就きたい分野でアピールとなる行動をしてみましょう。
筆者の事例
私は、実績をつくるために会社でインハウスの広告運用を立ち上げました。
企画を練って、社内で提案をして採用されましたが、企画を練ることだけでも十分勉強になりました。
下記の記事でそちらの話には詳しく触れていますので参考までに。

スケジュールを明確にする

実際に、転職活動をすすめていく上ではスケジュールも非常に大切です。
未経験業界だと、いくら応募をすすめても結果が得られないということもあると思います。
そんなときに期限を決めずにすすめていると、メンタル的にも良くないです。
しっかりスケジュールを決めて、転職にアプローチしていけると良いかと思います。
私は2021年10月から転職活動をはじめましたが、どんな結果であっても2021年12月には転職活動を終わらせるつもりで動いていました。
転職エージェントを活用する

転職エージェントを活用することも大切なポイントです。
ですが、まずはエージェントはビジネスとして転職をサポートしていることを理解しましょう。
転職エージェントのビジネスは一般的には、エージェント経由で求人を出している企業は、紹介を受けた人材が入社(雇用契約を結んだ)した段階で成功報酬として、年収の約3~4割を報酬として支払うことが多いようです。
そのことを理解したうえで、以下の二つの点を注意することをおすすめします。
- とりあえず、相談はやめる
- エージェント求人だけで応募はやめる
とりあえず、相談はやめる
転職活動のススメ方がわからないからとりあえず、転職エージェントに相談してみようはおすすめしません。
転職希望者も多くいる中で、手とり足取り、相談をうけることは難しいと考える良いでしょう。
むしろ成果報酬ということを考えると、エージェントは書類が準備できた段階でどんどん応募することを進めるかと思われます。
実際、そうしないと見えて来ない部分もあるのも理解はしますが、それで納得した転職になるかは微妙ですよね。
まずは自分が具体的にどんな企業にいきたいのか、それに対してどのようなアプローチ(強み、自己PR)ができるのか、転職してのキャリアプランは定めたうえで、エージェントの面談に望めるとより有益な時間となると思います。
エージェント求人だけで応募はやめる
転職エージェントからの紹介企業だけで選考をすすめていくこともおすすめしません。
エージェント経由で求人募集を行う会社はどういった会社でしょうか。
人員に不足がでて、急いで人員を補強したい
求人掲載だけだと埋もれてしまう
プロ(エージェント)経由で理想のマッチングがしたい
紹介企業の数も限られますし、その中に自分が転職したい会社があるかは未知です。
転職エージェントからの求人を活用することも大切ですが、それ以外の方法で企業を探すこともを視野にいれると良いかと思います。
具体的に、応募する方法は以下が考えられます。
- エージェントからの紹介企業への応募
- 求人サイトへ掲載されている企業への応募
- SNSで露出している企業への連絡(応募というよりまずは連絡かも)
- 気になる企業で直接、メールを送る
これから自分が働く職場を探すのですから企業選定は地道に進めていくことを推奨します。
筆者が実際に使用した転職エージェントサービス
上記二つをおさえたうえで、エージェントを利用させていただくことで転職活動の強い味方になります。
筆者はdodaの転職エージェントのサポートを受けましたが、やはりプロからのアドバイスは非常に参考になるものでした。
特に自分の今までの経歴や、強み、志望業界へのアピール方法を聞いて、客観的に意見いただけることは非常に大きいと思います。
下記、おすすめの転職エージェントサービスです。
上記で述べた二点が固まったら、ぜひ無料登録をすすめてみると良いかと思います。
筆者が利用した転職エージェント doda
その他のおすすめエージェント リクナビエージェント
評価される(と思われる)ポイント
ここからは、面接でどのようなポイントが見られたかの話です。
こんなツイートをしています。
転職エージェントからのアドバイスですが、面接を受けてまさに聞かれたポイントでした。
覚悟はあるのか

企業側からすると未経験者を採用することのリスクは大きいです。
もしすぐに辞めたら、思ったとおりに成長してくれなければなどリスクばかりかもしれません。
そこで応募者にどれだけの覚悟があるのかは測れるところです。
ですが、覚悟だけでは抽象的すぎてどのようにアピールすれば良いかわからないですよね。
私も転職エージェントからアドバイスを受けたときに解釈に悩みましたが『今までの行動』を伝えることで覚悟をアピールできるかと考えました。
転職するに至るまでにとった行動についてアピールしていきます。
この点があるので、上記パートでも実案件にアプローチしていくことが重要だと述べました。
ここは伝え方によっては、大きな評価ポイントとなると思います。
経験者であっても、会社以外で自己研鑽で自ら学んだ経験はなかなか無いのかと思います。
しっかりやってきたことを伝えていきましょう。
問題をどのように解決していくのか

次は実務的な話です。
業界未経験であれば、入社当初はわからないことだらけ。
そんなときに、上司からの指示を待つだけでは、企業側も満足しないでしょう。
わからないことや、問題に直面したときに、自ら解決策を探して、行動ができることは必須であると考えて良いと思います。
それをどこで測られるかですが、過去の経歴からどのような問題に直面して、どういった行動をとったかという点で確認されているのかと推測します。
一例としてですが、私の場合は、少し大きな話になりますが、会社の売上が減少しているという問題点に対して、解決策として、Web広告を企画し、実際に運用まで行ったことをアピールしました。
マーケティングに関われる喜び
ここまでお読みいただきありがとうございます。
業界未経験からWebマーケティング職へ転職するのは一筋縄でいかないこともあるかと思います。
30代だとその難易度はより上がります。
しかし、お客様の事業をマーケティングでサポートすることはこれ以上ないやりがいです。
また情報のアップデートは激しいものの、常に新しい情報をキャッチして、スキルを積み上げていくことで、会社ではなく、自分のスキルを目当てに お客様がご依頼いただけるかもしれません。
そんな日を想像しつつ、日々コツコツと積み上げて行きたいと思います。
これから転職を考えられている方はなにかお困りごとがあれば、お気軽にTwitterのDMやお問い合わせからご連絡ください。